ミチコ先生はご自宅でピアノを教えている。娘が幼い頃からお世話になっている先生でもある。クラシック系にあまり興味を示さず流行り歌ばかり弾きたがる娘に、きちんと基礎を仕込みつつ、彼女が楽しんで弾ける曲を中心に教えてくださっている。
私は自分の子供の頃のピアノのレッスンにはあまりいい思い出がない。厳しい先生に弾きたくもない難解な曲ばかり弾かされ、上手に弾けなければ手首をつかまれて叱られ、とてもピアノを楽しむという環境ではなかった。なにもプロの音楽家を目指そうというのではない。娘にはそんな思いをさせずに、のびのびと音楽を、楽器を、歌を楽しんで人生の潤いにして欲しいと願う私の思いは、ミチコ先生に出会うことで叶えられたような気がする。
今ではミチコ先生は娘にとっては単なるピアノの先生ではない。母親には言いづらいことも相談できるし、親身に意見もしてくれるし、とても大好きな「もうひとりのおかあさん」らしい。
ただ単に技術や理論を教えるだけではなく、人として大切なあたたかで優しい心や、それらに包まれた音楽、まさに音の楽しみを娘に授けてくださっていることを、私は楽しそうにピアノを弾く娘の姿を見るたびに改めて感じている。
クリスマスが近づくと、ミチコ先生のお宅の玄関に見事に大きなツリーが飾られる。教え子たちはクリスマス間際のレッスンの日に、先生からサンタクロースの絵が描かれた袋いっぱいのお菓子をいただく。先生も大のクリスマス好きなのだ。先日、娘からミチコ先生がこのアドヴェント・ダイアリーを毎日楽しみにしてくださっているという話を聞いた。それなら今日はちょっとビックリさせて差し上げようと、内緒で突然こんなことを書いてみた。実はミチコ先生は私にとって腹を割って話せるお友だちでもあるものだから、こうやって改めて感謝の言葉などを並べるのも少し照れるのだけれど…
どうぞ楽しいクリスマスを(^^)!
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