そうだ!今夜はピエンロにしよう!
そう思いついた日は、とにかく思いついてすぐ、なるべく早く干し椎茸を水戻し。 寒い寒いこの季節には、カラカラの干し椎茸がふっくら柔らかくなって、美味しい出汁が溶け出すまでにちょっと時間がかかるから。 豚肉はあまり高級品ではなく、脂身の入った薄切り肉、鶏肉はできれば骨つきモモのぶつ切りがあれば最高。 白菜はまさに今旬を迎えて、甘く、柔らかく、鍋にも絶好の状態でスタンバイ。 ネギも春菊も出番はない。このお鍋の主役は、白菜だもの。
適量の水を張った大きな土鍋に干し椎茸の戻し汁を加えて、お肉を入れる。 アクも味のうち、という節もあるけれど、やっぱりちょっと気になる向きには、最初にブワっと浮いてきた分くらいはアバウトに掬い取って、あとは白菜の芯から加えていく。 ぐつぐつ、ぐつぐつ、白い湯気と美味しそうな匂いが漂ってきても、ぐつぐつ、ぐつぐつ、もうちょっと。 お鍋に隙間が出来てきたら、また白菜を入れる。 今度は少し軟らかめのところ。 最後に緑の葉の部分まで加えてよく煮込んだら、下茹でしたコシがあって滑らかな緑豆春雨を食べたい人の食べたい分だけ入れてひと煮立ち。 仕上げにぐるりと胡麻油を回し入れて、さあ出来上がり! 味付けはお好みで粗塩と七味唐辛子。実はちょっと邪道らしいけれど、私はポン酢や梅干しなどで味付けするのも大好き。
中国の家庭料理「扁炉(ピエンロ)」の作り方を、新聞の婦人欄で読んだのはもう10年以上前。 以来我が家の冬の食卓に度々登場する定番メニューになった。 この間、いろいろな試行錯誤があって、入れてはいけないというネギを加えてみたり、干し椎茸の代わりにシメジやエノキダケを入れてみたことがあったけれど、それはそれで美味しい「鍋」にはなっても、やはり「扁炉」は頑固なほどに野菜は白菜オンリーにこだわり、干し椎茸の戻し汁をベースに作ったものでなければダメなのだという結論に達した。 最後に残ったスープにご飯を入れて雑炊にすると美味しいと聞いたが、我が家ではものすごく大量の春雨を入れて、一種の「麺類」として主食の扱いになるので、残念ながらスープは一滴も残らない。
毎月11日は「麺の日」。 春雨を麺と位置付けていいのかわからないけれど、いかがでしょう?今夜のお夕飯は「扁炉」など。
さて、ここは思いきりクリスマス真只中のChristmas Museum。
ついついこんな話を書いてしまって、この下に続くイラスト素材は、いったい何を描けばよいのやら(^_^;。。
というわけで今夜のご提供素材は、お鍋ではないけれど冬の食卓をイメージして。 お皿の上には何が盛り付けられるのでしょう?
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